それまでウォーターサーバーのメリットはいくつか知っていましたが、実際に使ってみて一番メリットだと感じたのは、万が一の時にも飲み水の心配をしなくてもよいという点です。いつでも大きなボトルですぐに飲めるきれいな水があるということが実感できたのは、東日本大震災でした。震災のちょうど1年前からウォーターサーバーを使い始めましたが、それまでは水道の蛇口に取り付ける浄水器と、浄水ポット式の両方を使用していました。正直、浄水器さえあれば十分だと思っていましたし、浄水ポット式も水を切らせることさえしなければ安心だと思っていました。ウォーターサーバーはモニターをする機会があって使用を始めましたが、浄水器の洗浄剤を考えたり水道代金を考えると、もしかしたらウォーターサーバーは割高になるのではないかという考えはありました。ところが、東日本大震災で飲み水用の浄水場に影響が出るのではないかという疑念、ペットボトルの水も買占められ、また時を同じくして工場排水のルール違反で有害物質が流され、水道水に影響が出たこともあり、水の確保が難しいことを実感しました。水道水から浄水器を使用するなり、浄水ポットを使用するなり、手段を考えてきましたが、どれも「基本的に水道水が安全であることが前提」であり、水道が止まることは想定していても水道水が汚染されることは考えていませんでした。この点の認識は非常に甘かったと反省し、震災で一番勉強したことでした。万が一用の水としてペットボトルをケースで確保していますが、日常に使用できる飲料用の水はいくら確保していても無駄になりません。また、ウォーターサーバーの場合は温水も可能ですから非常時にもしばらくの間は温かいお湯が使えます。ガスと水道と電気の復旧を考えると、何よりも電気の復旧が先になるはずですが、水は給水車が来るまで待つしかありません。ただし、給水車が出られるかどうかは期待できないので、1週間は自力で持ちこたえる必要があります。常備で20リットルを越えるボトルを持てれば、それだけでも安心です。今でもちょっと大きめの地震が来るたびに水を確認してしまいますし、家族4人で生活しているので使用する水の量も多いですから、確実に確保していられるウォーターサーバーにはかなり頼っています。品質管理された水の安全と確実な配送が約束されていますから、日々の安心を買う意味ではウォーターサーバー契約は価値があると思っています。

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